BRAND OUR STYLE

ブランドをつくりあげるメンバーの方々にインタビュー

STUDIOUS

PROFILE

STUDIOUS【 ステュディオス 】

株式会社STUDIOUS
〒150-0043
東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル5階
日本ブランドのクリエイションにフォーカスし、日本発ファッションスタイルを世界へ発信するファッションカンパニー。東京発のブランドに特化した次世代型セレクトショップ「STUDIOUS」の運営、“MADE IN JAPAN”にこだわったグローバルコンテンポラリーブランド「UNITED TOKYO」の運営を行う。


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日本発のクリエイションの可能性を武器に次世代のファッショングローバル企業を目指す

経営判断はトップダウンではなくすべて“お客さま視点”で決定

「日本発を世界へ ― from JAPAN to the WORLD ―」をコンセプトに掲げる次世代型セレクトショップとして注目を集める「ステュディオス」。2007年の設立以来、東京で生まれたブランドに徹底的にこだわってセレクトし、リアルなモードスタイルとして発信している。選び抜いた日本のクリエイションを武器に、事業を拡大中だ。ステュディオスのMDを務める舟橋秀臣は、同社の急成長を支える原動力の源泉をこう語る。
「あらゆる判断をお客さま視点に徹して続けてきたことだと思っています。日本発・東京発のブランドに的を絞ったコンセプトとそのこだわりを、いかにお客さまにお伝えできるかが一番大切。ショップでその役目を担うのは営業スタッフですが、当社ではスタッフの担当領域を厳密に定めず、社歴1年目の営業スタッフがバイヤーを兼務することもあります。ですから、店頭に立つスタッフがデザイナーやブランドの思いを理解し、お客さまに魅力を存分に伝えられる。このコミュニケーションが、お客さまからの共感を生み出しているのだと思います」
 顧客の共感を大切にするだけでなく、日本らしいきめ細やかなサービスにもこだわり続けてきた。
「新規のお客さまに対して、一歩踏み込んだ接客を心がけることで、“あの販売スタッフがいるから、今日もお店をのぞいてみよう”という気持ちになってもらいたい。そういった接客姿勢を全スタッフで徹底し、店舗に来ることの満足度を常に追求しています」

一緒に成長する、ブランド=同志の絆

 ブランドと「二人三脚で成長を目指す」という姿勢も同社の特徴だ。実際に、ステュディオスとともに人気と売り上げを拡大した国内ブランドは多い。
「一般的に新しいブランドや若手デザイナーのアイテムは、クオリティが高くても顧客の眼に触れる機会が限られています。僕たちは、小さなブランドやデビュー間もないブランドであっても、クリエイターの考えや姿勢に惚れ込んでセレクトすることが多々あります。そして、一緒に成長し続けていくという基本方針のもと、シーズンごとに新たなトピックをつくりながら、ビジネスを共に伸ばしていくことを目指しています。8年前のステュディオス立ち上げ当時からお付き合いしているブランド『シャリーフ』のブレイクも、その一例ですね」
 また、すでに海外進出を果たしているような著名な国内ブランドにとっても、若い世代の顧客を多く持つステュディオスは新しい販路となっている。バイイングでは、ブランドと顧客の接点を重視した独自の方法も取り入れている。例えば、通常はバイヤー招待のみの展示会に顧客を招待し、新作のフルラインアップから好きなアイテムを選んでもらう。その中から次季商品を決定することもあるそうだ。
「好きなブランドのデザイナーと直接会える場に、お客さまをお招きすることが最高のサービスになる。セールにご招待してお得感を提供するより、何倍も満足していただけます。一方、デザイナーにとっても、リアルな顧客と直接触れ合えるいい機会。クリエイションにもいい影響を与えられたらと考えています」
 また、複数のクリエイターをショップに招くイベントも企画している。
「イベントでは、大御所のデザイナーから若手クリエイターまでが一堂に会します。ステュディオスという箱が、デザイナーの情報交換や刺激を与え合う場になってほしい。そして、日本国内だけで競争するのではなく、全員が一枚岩となって、世界へ挑戦していきたいですね」

完全実力主義のオーナーシップマインド

 最先端の技術と高い品質を誇る日本のものづくりから、洗練された大人のモードを提案する「UNITED TOKYO」は、15年3月スティディオス初の新規事業として立ち上がったショップブランドだ。商品部の菅井隆行は、企業哲学でもある“オーナーシップマインド”を持って、このショップを統括している。
「一人ひとりが経営者視点を持つことをベースに、年功序列はなし、完全結果主義という風土が当社にはあります。私自身も商品企画だけでなく、販促やWebコンテンツのための撮影立ち会いなど、仕事の幅に制限はありません」
 このプロジェクトは日本各地のものづくりの産地と組み、海外展開を視野に入れた製品をオリジナルプロデュースするなど、新しい試みにも挑戦している。そのなかで、スタッフ各自の自発的な行動が非常に重要だという。
「スタッフ全員に求める資質は、“能動的かつ、迅速かつ、柔軟に結果を残せる”人材であること。そして、新しいものをつくるには結果にとことんこだわること。年齢やバックグラウンドは関係ないですね」
 ステュディオスのウィメンズラインのバイヤーを担当する田中芹里香は、新卒入社後の2年間、ショップの営業スタッフを務め、今年1月にバイヤーに抜擢された。
「学生時代に当社でアルバイトしていました。当時から経営との距離が近く、この会社が大好きでした。入社後、売り上げがどんどん伸び、規模も大きくなりましたが、今なお、経営陣の考え方や思いをしっかり把握したうえで、日々働くことができています。また、疑問を感じた時は、すぐに話し合いの場を設けてくれるので、常に納得して仕事に取り組めます」
 平均年齢28歳という若い現場を統括する舟橋と菅井が意識するのは、スタッフが自由な発想で働ける環境づくりだ。
「普段からできる限り一歩引いて、全体を俯瞰する視点を持つようにしています。とにかく出てくる意見に否定はしたくない。“出る杭”がたくさんあるほうが、成長し続けることができる。それがイノベーションのエンジンだと思っています」と舟橋。一方の菅井は「大切なのは何よりもお客さまのニーズ。上司の顔色を窺っているようではダメ」と語る。
 設立から8年目を迎えたステュディオスは今、海外出店も視野に入れ始めた。コンセプトでもある「日本発を世界へ」が現実になる日が近づいている。舟橋が同社の今後の展望を語ってくれた。
「裏原宿の一店舗からスタートして、お客さまを一人ひとり丁寧に増やしてきました。海外でも同じように、お客さまとコミュニケーションを取りながら、日本発のクリエイションの素晴らしさをしっかり届けていきたい」
 国内展開を着実に広げ、地固めをした第一フェイズから、海外の門戸を開く第二フェイズへ。ステュディオスの新たな挑戦が、今、始まろうとしている。

ビジネスとして成立させることは大前提。プラスアルファで何ができるかを常に意識 舟橋秀臣

ステュディオスにクリエイティブディレクターは不在。かかわる現場のスタッフの声を集めてクリエイションを築いている。「ヒントはいつも現場にある。新人スタッフの感性も積極的に聞き入れるなどして、あえて“ブレていく”ことも、確かなものを提案していくためには必要なこと。小さな芽を見逃さないようにしています」




[PROFILE]
STUDIOUS MD
Mens MD
STUDIOUSが株式会社デイトナ・インターナショナルの一事業部の時代に新卒で入社。株式会社STUDIOUSの設立に伴い、ベンチャー企業の可能性や魅力を感じて、立ち上げスタッフとして参加。

直接、お客さまから得た価値観や考え方をバイイングに生かし、ブランド展開を進めたい 田中芹里香

販売スタッフ時代にお客さま視点の大切さを実感した経験が、田中にとっての強み。「レディースの服の売れ行きは感覚的な面に依るところが大きいだけに、営業スタッフがブランドの知識や世界観を熟知して、感覚以上の価値をお伝えすることが重要。これからも様々なデザイナーを招いた勉強会を実施して、多くのブランドの認知を丁寧に拡大していきたい」




[PROFILE]
STUDIOUS BUYER
Womens Buyer
学生時代、STUDIOUSでのアルバイト勤務をきっかけに新卒入社。大学院で学んだ法律の道へ進む予定だったが、STUDIOUSの経営陣の考え方や姿勢に触れて、進路を変更。現職に至る。

日本の優れたクリエイションを集結させながら、新人クリエイターにとってのプラットホームを目指す 菅井隆行

「UNITED TOKYO」では日本の産地やものづくりにこだわったオリジナル商品を展開。「デニムは岡山、ニットは新潟、カットソーは和歌山など、産地をタグに表記して背景を深堀りしたプレゼンテーションをしています。上質な“もの”だけではなく、クリエイターや職人さんの思いなど、“人”や“こと”の大切さをしっかりと伝えていきたい」




[PROFILE]
UNITED TOKYO商品部
Director
デニムの産地、岡山県出身ということもあり、好きなファッションに携わるため某アパレルブランドへ入社。その後「UNITED TOKYO」の立ち上げスタッフとして、株式会社STUDIOUSに中途入社。

—ブランドへの姿勢を支えるキーワード

お客さま視点の徹底
経営のあらゆる判断基準は、あくまでもお客さま視点。
店頭に立つ販売スタッフがバイヤーを兼務することもそのひとつで、お客さまの声やニーズに耳を傾け、かつ、ブランドの世界観をしっかりと伝える架け橋に。きめ細かな日本らしい接客サービスにもこだわり、顧客満足度を高める姿勢を徹底している。

オーナーシップマインド
一人ひとりがオーナーシップマインド=経営者視点を持つことで責任感と達成感を自覚。
働き方次第で裁量・仕事の幅は限りなく広がり、キャリアアップを可能に。また、能動的、迅速、柔軟性という3つの資質、そして、結果をとことん追求する姿勢こそがブランド力を高めるために必要な原動力と捉えている。

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